「障がい者の経済的自立(安定した工賃収入の構築)」と作業だけで毎日が終わらない支援ができる事業所であるために。
「よつぼしトナー事業」とは、障がい者福祉施設、B型事業所がトナー再生作業から販売までを企業と協業で行う仕組みで、「工賃向上のための福祉独自ブランド」です。今後全国へ発信していく取り組みで、現在倉敷市・総社市で官公庁への導入を中心に120台以上の導入実績があり、年間1,000万円以上の売上げとなっています。(2019年)。作業工賃だけでなく、リピート販売益が得られるため、作業時間に追われることなく高い工賃支払が可能となり、B型事業所本来の目的である支援が叶う事業です。
就労継続B型事業所の役割と課題
障がい者の社会参加と自立に向けた取り組みは、将来の就労に必要な経験であり、その中でも経済的な自立は
一般就労の 意欲に繋がる要素になります。
そのため、全国的に就労支援施設は工賃(給料)の向上や質の高い作業内容の提供が必要不可欠で有り、
各事業所は日々収益を上げていく事を目標にしているものの、現実は、全国的に平均工賃が1万5千円/月程度と
数年かけても 微量な増加結果しか出ていません。
※国(厚生労働省)はB型事業所に対し、工賃を上げるよう23年度から求めています。