よつぼしトナーでは、エシカルプレ―ヤ―という言葉を用いて
より具体的な支援活動を、地域に根差して広めていきたいと考えています。
エシカルプレーヤーとは…
エシカル(ethical) プレーヤー(player)
倫理的に優れた消費活動に、積極的に参加している人や組織を表す言葉として、よつぼし事業に誇りをもってかかわる人々によって作られた造語です。
倫理的消費とエシカルプレーヤー
「エシカル(ethical)」とは、「倫理的」「道徳的」という意味で、人として守るべき行いや道を意味しています。
「エシカル消費」という言葉がありますが、私たちの消費は何かしらの犠牲の上に成り立っているのではなく、自分、そして他の人や社会、地球環境、自然にとってもよい良いものを積極的に選択するという消費活動のことです。日本では「倫理的消費」などとも呼ばれています。
日々私たちが積極的に買い求める「安い商品」は、弱い立場にある生産者の犠牲の上に成り立ってことがあり、これらを積極的に改善したいというのがよつぼしトナーの行動指針です。
地球環境にやさしいエシカル消費では、エネルギー効率の良い商品を選んだり、動物実験や毛皮の使用を廃止するなどの活動がありますが、これらは一個人、一企業では容易なことでありません。しかし、地域にとってのエシカル消費であれば「地産地消」、地球にやさしいものであれば「リサイクル品の使用」などは、比較的簡単に簡単に参入することができます。
よつぼしトナーでは、「エシカルプレーヤー」という言葉を広めブランド化することで、障がい者賃金向上と地産地消のビジネスモデルを、全国に広めていきたと考えています。
エシカルプレーヤーという発想に至ったきっかけ
よつぼしトナーの可能性を理解し、支援してくださる企業から「ただ安いトナーを利用するだけでなく、地域の障がい者施設にもっと強いつながりを持ち、自分たちの住む地域の支援にもっと力を入れていきたい」との要望をうけました。よつぼしトナーの構想段階では、「障がい者の賃金向上」という目標はあったものの、地域にねざした支援・消費という考え方にまではたどり着いておらず、まさにユーザー様に求められ、生まれた発想でした。
よつぼしトナーのビジネスモデルは、障がい者施設とトナー再生技術を提供する地元企業が一体となって、何度も話し合い試行錯誤を重ねた結果生まれたものです。この作業・検品マニュアルを使えば、全国の事業所に短時間で高賃金を得られる事業形態を、作業者・指導者に負担をかけることなく伝えることができます。SDGsの目標達成の手段としても、よつぼしトナーはここから始まったのです。
SDGSの達成とエシカル消費
エシカルプレーヤーになることで、SDGsへの貢献も可能です。
よつぼしトナー事業では、8と12の達成目標について、以下のような達成を目標としています。
エシカルプレーヤーになるには
私たちは、ほんの少し消費行動を変えるだけでも、地球環境や社会問題の解決の一端を担うことができます。
よつぼしトナーを導入することが地域の障がい者の方の工賃向上に繋がり、直接的な支援になります。「応援団」ではなく「自らがプレイヤーである」ことを理解していただき、支援の輪を広げていきたいと考えています。
よつぼし事業の評価とこれから
再生トナーの技術提供を受けている企業のある岡山県を発端に進めてきたよつぼしトナーは、環境省にもその考えと実績が認められ、2020年グッドライフアワード実行委員会特別賞「環境と福祉賞」を受賞しました。
また、高知県や沖縄県にも実績が認められ、その事業モデルが全国へと展開しています。
「エシカルプレーヤー」という言葉を、よつぼし初で広め、ブランド化することで、地元の障がい者を支援し、誰もが取り残されることの無い社会を実現させたいと考えています。
https://www.env.go.jp/policy/kihon_keikaku/goodlifeaward/